昨日は、トラリピを運用していてその後の状況について簡単にまとめて書いてみた。
今日は、そのうちのAUD/NZDの通貨に対して、どのように考えてトラリピの設定をしたのかをまとめておく。
まずは、チャートを表示する。
(AUD/NZD 日足)
この赤の点線のところが、設定をした日の状況である。
【2021.01.08の終値が、1.07257あたり】
そこでは単純にその上下あたりの価格帯にトラリピを設定することを考える。
(AUD/NZD 日足)
赤の点線がしかけた時点での価格なので、その上下の青線の枠内での価格上昇・下落を見込んで仕掛けることを考える。
しかし、この差額(1.084~1.052)の0.032は、クロス円(ドル円等)に換算して、3.2円程度の幅にしかならない。
ドル円で言うと、現在105円の時、107円~104円の幅に設定すると言う狭い幅にしかならず、すぐにその枠から上か下の価格にはみ出てしまい、「買い→決済」「売り→決済」となる機会がなくなってしまう。
だから、もう少し幅(枠)を広げるために、週足のチャートに替えて表示してみる。
(AUD/NZD 週足)
そうすると、もう少し幅を広げてもいいのではないかと分かる。
青線の上下に幅を広げて、赤線を引いてみる。
すると、1.103~1.016で、その差額 0.087となり、クロス円で8.7円の幅となった。
そして、更に月足のチャートにしてみる。
そうすると、2013年11月辺りから、ほぼこの価格帯の中を上下していることが分かる。
そして、微調整した最終的な価格帯を下のように設定した。
普通のトラリピは、「買い→決済」だけを数本設定するのであるが、マネースクエアでは、このAUD/NZDを両建て(買いせても売りでも仕掛ける)を推奨しているみたいである。
その際、売りの仕掛けは、買いよりも価格帯を高めにずらして設定するのが基本みたいである。
従って、青線の枠内が「売り→決済」の設定。
赤線の枠内が「買い→決済」の設定。となっている。
つまり、上の赤線と下の青線の間は、買いも売りも両方のトラリピが設定してある価格帯となっている。
この記事を書いている価格(1.06561黒帯の価格)は、ちょうどその間にある価格なので、売りでも買いでも、ある程度価格が動いたら、決済されて、SNSに書いている「ヒット」となる。
ちなみに私は、マネースクエア推奨の価格帯や本数を参考にして、独自に設定した。
自分の好みでいろいろと工夫して設定できるので、どういう設定が正解なのか、やってみないと分からないけれど、面白いと思う。
ただし、資金にはゆとりを持って運用すること。
(初めは、最少単位の1000通貨が良い)
そして、一方的な価格の上昇、下落には注意が必要である。