「決めたルールは守るべし」とは、いろいろな場面で言えることだと思う。
仕事上のルール、学校でのルール、ゲームのルール等
挙げればきりがない。
ひいては、人生そのものがルールに縛られ、そして、ルールに守られていると言える。
ここでは、そんな幅の広くて深い意味ではなくて、最近私が行っている「投資」についての話である。
私は、これまでに書いたが、「日経225自動売買」と「トラリピ(FX)」のトレードを行っている。
しかし、これは価格変動に結構左右され、大きな含み損を抱える状態が長く続くこともあり、精神状態が揺れてしまうことが多い。
そこで、私の今後の投資は、裁量トレードを最終目標と考えている。
これなら、自分の思った利益と損失が、エントリーした時点で、ある程度確定されており、想定外の価格になったら損切りされるように設定できるので、必要以上の不安を抱えることはない。
トレードをしていると、利益が出るときもあれば、損をすることも当然ある。
これは、トレードをする上で、必ず起こる事である。
しかし、その損失が限定されることが非常に大きいと思っている。
さて、今日この話をするのは、ここ数日において経験した事である。
まずは、チャートを表示する。
これは、GBP/USD(英ポンド/米ドル)の日足チャートである。
4/14の朝、チャンスと思って、エントリー(買い)をして(赤線1.37550の価格で)、その後、順調に価格は上昇していったが、4/16の夕方、チャートを見ると、上のような状態になっていた。
価格は大きく下落し、エントリー価格よりもかなり下の価格になってしまい、損失を抱える状態になってしまっていた。
これ以上下がったら、もっと損失が膨らんでしまうと思い、そこで、成り行き決済をして、最少損失額に食い止めようと考えた。
しかし、それは・・・
ルールを守るべし
と、思い直し、翌日の朝まで、そのまま待つことにした。
細かいことは書かないけれど、このトレードでのルールは、日足トレードなので、毎朝チャートをチェックし、エントリー&決済をするというものなのである。
このまま、ほおっておいても、設定している損切り価格になったら自動的に決済されるのである。
エントリーの前々日の、1.36687の少し下に損切り価格を設定していた。
それと、踏みとどまれたのには、もうひとつ理由があって、(これも私のルールであるが)3枚同時にエントリーしていて、1枚を翌4/15の朝、2枚めを4/16の朝決済していた。
2枚とも利益が出ていたので、3枚目が損失になっても、合算すると、それほどの損失にはならないと言うのもあった。
しかし、日足が次のろうそく足になる朝に決済するのが最重要なルールであり、それを守るのが前提のトレードなのである。
よく、専門家や勝ち組のトレーダーたちが言っているのが、(日足でトレードする場合)
ザラ場は見てはいけない!!
と言うのがある。
ザラ場とは、日中の価格が動いている時間帯のことである。
その動きから、想定と違った方向に動いてしまって、慌てて決済するが、翌日の朝チャートを開いてみると、元に戻ってきているか、想定通りになっているかのことが多いのである。
では、このチャートは、その後(4/16以降)どうなったかと言うと、
(4/20朝のチャート)
ザラ場(4/16夕方)の価格1.37221だったのが、大きく持ち直して、さらにぐーんと価格は上昇していた。
そして、今朝もまだ伸びそうな様子である。
今後、どうなるかは分からないが、この1枚は、トレールを設定しているので、ここから価格が下がっても、結構な利益は確定していることになる。
※トレールと言うのは、エントリー以降の最高値(買いの場合)に対しての損切り価格の幅(価格差)が、価格上昇とともに追随していくので、ある程度上昇すると、そこから下落しても損失にはならなくなる。
これは、まだお試し中により、最少通貨単位で行っているので、損益は少額である。
これまで、約2か月ほどで、いろいろな通貨で10回ほどトレードを試みているが、7勝3敗と、まずまずの成績となっている。
私の考えたトレードルールが、うまく行くと確信できるようになるには、まだまだ経験が必要であり、検証も十分にやっていかなければならないと思う。
その上でルールの細かい修正も行っていきたいとも考えている。
軌道に乗れるように努力あるのみである。