先日の日曜日、妻が台所の片づけをしていて、長年冷蔵庫の上に置いたままの箱を開けて言った。
「ああ!こんなにいっぱいあるわ。手付かずのコーヒーが。
勿体ないから、お父さんも飲んでよ~。」
そして、数品を取り出してカゴの中に入れてくれていたドリップコーヒー。
2,3年前は、よく飲んでいたが、最近は市販の瓶入りの「ネスカフェ」ばかりだった。
昨日、せっかく用意してくれていたので、久しぶりに飲んでみることにした。
ところが、やっぱりネスカフェの味に慣れてしまっていたのか、あまり美味しいなとは感じなかった。
ちょっと薄いなあ・・・みたいな。
そのあと、そのドリップコーヒーの袋をゴミ入れに捨てていたのであるが、妻がそれを見て、私に一言。
「お父さん、入れ方、間違ってるよ。」
その言葉で、ドリップコーヒーを入れるとき、そして飲みながらのちょっとした違和感の答えが分かった。
私は、久しぶりの事だったので、ドリップコーヒーの入れ方を忘れてしまっていたのだ。
それは、次のような手順で入れるのが正しいのであるが、、、
私が、していたのは、、、
この状態(口を破って開けないまま)のまま、お湯を注ぎ込んでいたのだ。
なかなか思っていたようなコーヒーの色にならないなあ。
やっぱり古すぎて、出が悪くなってしまっているのか?
と思って、コーヒーカップを揺らしてみたり、しばらくそのままにして5分近く待ってみたりしたのであるが、結局、薄い味にしかならなかった。
あの時感じた違和感は、この事だったんだ!!
と、妻の「間違ってるよ」の言葉で気が付いたのだった。
妻の最近の言動を、呆けてきてるんじゃないのかと心配していたが、何のことはない、私も同様に呆けてきているではないか!!