笑顔な毎日123

     趣味の充実と生活の工夫について

横断歩道で見た光景

野菜の生長が著しくて、このところ毎日のように実家に通っている。

 

我が家から実家に車で出かけるときに、家の前の細い道から国道に出なければいけないのであるが、時間帯によっては、行き交う車が多くて、なかなか出られないことがある。

そんなときには、通学路に指定されている、押しボタン式の横断歩道の場所を利用している。


ボタンを押すと信号が変わって、スムーズに出ることができるのだ。

 

昨日は、わたしが信号機の前に止まって、ボタンを押そうと思っていたら、反対側からこちらに渡ろうとする学校帰りのひとりの小学生がやってきた。

 

そして、ボタンを押してくれた。(自分が渡るために)

 

その格好がである。

暑いからだと思うが、、、
なかなか信号が変わらない中、腕を組んで、片足を貧乏ゆすりをしながら待っていた。

帽子も斜めにかぶり、ガムをかむように口をくちゃくちゃするような(多分ガムはかんでないと思うけど)様子のいかにもヤンチャな男の子だった。

やっと信号が青に変わって、横断歩道を渡りだす。
わたしも、車を走らせて、その子の側を通り過ぎていった。

 

その子はその後、どっち方面に行くのかなあと、何気なくバックミラーを覗き込んでいたら、なんと!!

その男の子は、渡り切ったあと、すぐさま振り返り、帽子を取って、ぺこりと腰を折って、止まってくれた車に挨拶をしているではないか!!

 

わたしは、人は見かけに寄らないもんだなあと思うとともに、わたしの歪んだ思い込みを恥ずかしく思ってしまった。

そして、「すまん、疑っていた、このおっさんが悪かった!!」
と心の中で、その子に謝ったのだった。