今日で10月は終わりである。
何かとけじめを付けたい雰囲気になってしまう。
実家の畑を見に行ったついでに、柿もほぼ取り終わったし、枯葉ももう落ちなくなったしと言うことで、柿の落ち葉拾いをすることにした。
今年は、こうして落ち葉を集めるのは3回目で、今年最後になると思う。
例年は落ち葉が気にはなっていたが、わざわざ掃除をしようという気にはならなかった。
どうせ、拾い集めてもまた落ちてくる。労力の無駄かもと思っていたのである。
私が子供の頃は、おばあちゃんが庭の草を毎日のようにむしっていたり、落ち葉の季節になるとほうきでかき集めたりしては、ときどき庭の隅の方で焼いていた。
たまに、サツマイモをいっしょに焼いてくれていて、おいしく食べたもんだなと懐かしい何十年も前のことを思い出しながら、拾い集めた。
昨年までは、実家には誰も住んでいないので、家の中の掃除や庭の草取りは私が担当していたが、最初に書いた通り、落ち葉拾いはしたことはなかったのである。
おばあちゃんのことを思い出したのは、他に仕事らしいことはなく暇なので、家くらいはきれいにしようと言うか、昔の人だから、そういうことは当たり前のようにやってきていたのだろう。私も、そういう歳になったのかと思ったのである。
庭の草取りや落ち葉拾いを昔を懐かしみながらやっているのは、、、
幸せなことなのかもしれないなとも思った。
集めた落ち葉はこうして一日干しておいて、明日にでも焼いてしまおう。
田舎だし、一応農家でもあるし、敷地内で細々と燃やすくらいなら許してもらえるだろう。・・・サツマイモはないけれど。