笑顔な毎日123

     趣味の充実と生活の工夫について

走馬灯の如く 庭の雑草とビー玉

我が家の実家の庭の敷地は、割と広い方かもしれない。

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ほぼ長方形の形をしていて、正式に測ったわけではないが、縦20メートル弱、横6メートル前後くらいである。

 

写真でも分かるとおり、雑草が茂って、青々(緑々)している。

これでも、2日連続で雑草を抜いていった跡である。

 

こうして、庭の雑草をちょこまかと抜くようになって、早10年が過ぎようとしている。

 

父が一人で住んでいたけれど、なかなか生活が覚束無くなって、手伝いをしに通うようになってからである。

 

生活が覚束無い様子については、別の機会に書こうと思うけれど、それまでは、全く雑草取りなんかしたことはなかったし、父がやっているのも見たことはなかった。

 

通うようになって初めて、雑草が目立つような様子を見て、父と一緒に草抜きをするようになり、やがて、私一人の仕事になっていった。

 

この草取り作業を何度も何度もやっているうちに、かつて、この家に住んでいた頃の出来事やらを懐かしく思い出されるようになっていった。

 

やがて、思い出す回数とともに、より詳しく、また関連しての出来事などが更に思い出されていく。

 

そうこうするうちに、まるで走馬灯の如く、いろいろな事柄が思い出されるようになったのである。

 

今日は、その原因となった庭のことについて書いてみようと思う。

 

私がこの家に住んでいる頃は、庭には草は全くと言っていいほど生えていなかった憶えがある。

 

しかも、今のような踏んだら足跡が残るような柔らかさではなく、硬くて、綺麗な平地だった。

 

私が小学校低学年の頃は、近所の子供たち(主に男子)がみんな我が家の庭に集まってかけずり回って遊んでいたのである。

 

と言っても、5,6人程度ではあるが、雨の日以外は、ほぼ毎日遊んでいたので、庭の土が踏み固められていたのだ。

 

何をそんなに遊んでいたのかと言うと、ビー玉遊びがほとんどだった。

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庭に、はくちょう座の星座のような(十字架の形の)穴を5カ所掘って、その穴にビー玉を入れて、穴を巡っていく遊びである。

 

確か、「天国と地獄」とか言ってたような・・・。

 

そう言う遊びを毎日のようにやっていて、庭が踏み固められたのだ。

 

遊び方は、、、

 

ネットで探ってみると、詳しく説明しているページか見つかった。

 

ビー玉遊び 天国と地獄

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遊び方については、次のページを参照。

www.galiton.co.jpgalitonさんのサイトを参照させていただきました。】

 

ビー玉の持ち方は、基本は、このぺージに詳しく説明があるが、
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こんなふうに持って、弾くように玉を進めるのである。

 

いかに遠くへ、または、正確な位置に進められるかと飛ばし方を:研究したものである。

 

 

上級生たちが次々と中学に進学すると、忙しくなったのか、小学生なんかとは遊んでられないと思ったのか、次第にビー玉遊びはやらなくなってしまった。

 

一人取り残された私は、寂しく一人で、ソフトボールの練習をするようになった。

壁にボールをぶつけて、跳ね返りのボールが相手チームの打球だと想定して、キャッチしては、1塁やホームに返球する。

 

「ピッチャー堀内、第1球を投げました・・・。」と言うように。

「おっと、長嶋、見事に打ち返して・・・。」と言うような。

 

一人で解説つきで遊んでいた。

 

それも次第に飽きて、とうとう庭でかけずり回って遊ぶ者はいなくなってしまった。

 

だからと言って、すぐに草が生え始めると言うものでもない。

一度、踏み固められた土と言うものは、結構長持ちするものらしい。

 

私が、高校を卒業して、この家を出て行くと、いつしか、おばあちゃんが一人で草取りをするのが日課になっていったそうだ。後日聞いた話。

 

そんな子どもの頃の事を思い出して、◆◆ちゃんは、今頃どうしているんだろう、元気でやってるのかなあと思うのであった。