これは、一昨日のお昼時の事であった。
妻の車の6か月点検を終えたあと、ちょうど良い時間だったので、久しぶりに外食をしようと、私の車に乗り換えていた時の話。
あーだこーだと、どうでも良い話をして、一応盛り上がっていた時である。
急に後ろから来た車が、私の車の右を追い抜こうとしているなと思っていたら、どんどん私の車に幅寄せをしながら右前に割り込もうとしてきた。
急に強引に割り込もうとするので、このままの状態ならぶつかってしまうと思って、左にハンドルを切ると同時にブレーキを踏んで、速度を落とした。
その車は、私の車との車両間隔に気が付いていたのかどうか分からないが、そのままスピードを緩める事無く、私の車の直ぐ前にすれすれに割り込んできた。
私の前をそのまま走るのかと思ったら、直後に、今度は右の斜線に移動して右前の車を追い越して行ったのだ。
図にしてみると、
イラストと図は逆向きであるが、こんな感じである。
で通り過ぎたその車の後ろには、
が貼ってあった。
しかし、その車は黒の車体で、追い抜かれる時にちらっと見えた運転者は、そんな年齢には見えない感じではあった。
助手席に座っていた妻が、その車が近寄ってきた瞬間、悲鳴のような声を上げていたが、私は一応冷静を装っていた。
ぶつかることもなく、難を逃れたことを理解した妻は、
「あーー良かったなあ。ぶつからなくて!!」
と言った直後、
「なんでクラクション鳴らさないの?」
と憤慨しながら言っていた。
私は、これまた冷静を装って、
「こんな時は、鳴らさん方が・・・。」
と言いながら、最近良くテレビで放送されている「あおり運転」や「無謀な運転」の話題をしながら帰った。
それにしても、あの場面で、もし急ブレーキを踏んで衝突をさけようとすると、後続車に追突されるところであったであろうし、
左に急ハンドルを切っていたら、ガードレールにぶつけていたかも知れない。
そう考えると、私は咄嗟の判断で、慌てることもなく事故を避けることに成功したと言えるのではないだろうかと自画自賛するのであった。
私の車には、ドライブレコーダーが前と後ろについていて、昨日確認してみたのであるが、、、
後ろのドラレコには、結構なスピードで近づいてくる様子と前のドラレコには、追い抜いていく様子ががしっかりと映っていて、ナンバーも読み取ることができた。
もし事故になっていたら、この映像が大いに役立つことになるのであろうが、危うく難を逃れたと言うことなので、この映像は記録しておくにとどめておくことにする。
しかしながら、後ろと前の映像は記録できているが、右側を幅寄せしながら追い抜いていく決定的な瞬間は記録できていない。
右横あるいは左横での事故の場合は、はっきりとした映像が残らないと言うことが分かった。
こういう時に全方位ドラレコが活躍するのであろうか?