テレビの報道を見て思う 感染者拡大について
「この3週間が勝負」と言われるも早2週間が過ぎ、全く収まる気配を見せない。むしろ、拡大している様相を呈してきている。
医療崩壊が始まったとか、最終手段であるばずの自衛隊看護官の派遣に至ってしまったとか、各報道局は、危機を煽っているように見える。
そして、国民に注意を呼びかけるとともに目立つのが政府批判の姿勢である。
Go To キャンペーン の中止、延期をするべきとか、政府の対応が生ぬるい、地方だけでは無理があるので、国としての対応をするべきとか言っている。
今朝のテレビでも一応国民に注意を呼びかけるように形式上では取っていたけれど、コメンテーターの政府批判だけが目立っていた。
テロップでは、もっともらしいことが書かれている
この師走が正念場
この言葉が重要なのはわかる。
つい最近まで、欧米のように爆発的な感染拡大に至っていないのは、日本人の生活様式、清潔意識のおかげであると伝えていた。もちろん、医療機関の優秀さも言っていたけれど。
しかし、一貫しているのは、政府に対する不信感が根底にあると言うこと。
それが見え透いた報道姿勢が気になっていた。
以前書いたけれど、メディアの公正さのなさが最大の問題で、政府側(主に自民党)の批判ばかりして、世の人々を先導しているようにしか、私には見えない。
そうやって、日本人の気質や対応を褒め、欧米のようにはなりにくいと、国民にある種の安心感と言うか、感染に対する危機感を弱めるようなことを言ってきたマスコミに責任はないのか?
甘く考えて行動を引き締めようとしないような国民(一部)にしたのは、メディア側なのではないかと思ってしまう。
(世の中には、感染を心配して、行動制限や自粛をしている国民はいっぱいおられることは承知しているし、むしろそういう人の方が多いのではないだろうか)
それを政府の対応がまずいから、生ぬるいから、感染が広がっていると言う。
それでは、非常事態宣言をして経済活動を止めてしまうまでしないと感染は防げないのか?
そこまでしても、日本の現状においては、国民の自粛を待つしかないのではないかと思うのであるが。
本当は、経済活動が止まっては困ることを一番よく知っているのはマスコミの方であろう。だから、決してそこまで踏み込んだ報道はできない。
だから、政府批判をしておいて、メディアの不満をぶつけているだけなのではないか。
こうしたことが、普段の報道姿勢と密接につながっていることが推測される。
意識はしていないのかもしれないが、政府批判を繰り返す(自民党憎しの数十年来続くメディア)事で、自民系政治を打ち倒し、あわよくば民主党(今の立憲)政権の奪還を目指しているのだろう。・・・そんな事は、決してあるはずがない!!
また、何かあると決まって政府批判をする人が登場してくる。いつもの決まったパターンである。
私は思う。
政府批判をする前に、国民にこれまで同様、自粛を延々と呼びかけ続けることが重要なのではないかと。
いくら、地方独自の、政府主導での規制等ができたとしても、結局は、一人一人が自分の健康・安全を守るように努めるしかないのではないかと思う。