笑顔な毎日123

     趣味の充実と生活の工夫について

銀行に行って こんなに後ろめたい気持ちになろうとは・・・

今朝、銀行に行ってきた。

通帳の印鑑がどの印鑑だったかを確かめるために。

 

数年前に、子供がまだ小さかった頃、子供用の通帳を作っていた。

ある程度の金額を入金したまま、ずっと手付かずの状態であった。

 

就職が決まって、その通帳から家賃や光熱費等を引き落とす口座として使用することにしたのだけど、、、

 

口座引き落としには、契約書に銀行印を押さなくてはならない。

(キャッシュカードで契約する場合もあるそうだが)

 

そこで、銀行に印鑑がどれだったかの確認に行ったのである。

 

銀行に着いて、まず受付カードを機械で発行する。

①預金、振り込み ②口座開設、その他相談

とあったので、相談かなと思って、②のカードを発行した。

 

それから、すぐに①のコーナー窓口で呼ばれた人が1名。

続いて、また次の番号の人が①のコーナー窓口で呼ばれる。

あー、私の番号の窓口は、取り込んでいるのかなあと思っていると、また①のコーナーが呼ばれる。

 

①のカードを受け取った人は、どんどん呼ばれているのに、②のカードの窓口では、だれも呼ばれないまま。

 

業を煮やして、②の窓口の方へ向かうと、何やら60前後の女性が頭を抱えながら対応をしている様子。

擦りガラスに隠れているので、はっきりとはわからないけれど、どうも長引きそうに見えた。

 

私は、そのことには気づかないまま、近くの窓口で、足早に通り過ぎようとする行員さんに呼びかけた。

「あのう、いつまで待たされるんですか?この番号なんですけど。」

と、いらいら気味に伝えた。

 

すると、周りをキョロキョロと見まわして、

「少々お待ちください。」

と言って、あちこち担当者?を探しているようであった。

 

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すぐに私のところに戻ってきて、

「では、どうぞ。」

と窓口を開けて私を案内してくれた。

 

私は、②のコーナーにいた先客の番号が、私よりも2つ早い番号だったことを見て知り、恐縮してしまった。

 

「あのう、まだ他のお客さんがおられるみたいなんですけど、大丈夫なんですか?」

と恐る恐る尋ねると、

「はい、大丈夫です。」

と言って、要件を聞き始めた。

 

 

結局、銀行印については5分もかからないうちに確認できたが、その後も②の窓口では話は続いているみたいであった。

 

私を担当してくれた行員さんは、帰り際に

「お車でお越しですか?駐車券をお出しします。」

と最後まで丁寧に扱っていただいた。

 

私は、本当に恐縮過ぎて、ずっと丁寧な言葉で通すとともに、深々と頭を下げてお礼を言って帰った。

 

 

帰りの車の中で、丁寧な行員さんに頭が下がる思いとともに、私の対応に間違いはなかったのだろうかとずっと考えていた。

 

あのまま、呼ばれるのをずっと待っていたら、私の番が来るのはきっとずっと後のことだったろう。

 

でも、もしかしたら、私よりももう一つ前の番号の人を飛ばして私が強引に担当してもらってしまったのではないか?

 

いや、そんな順番を変えるような失礼な対応を銀行側がするわけがない。それに、いらいら気味で怒っているように見えたかもしれないけれど、そんな客を優先するなんてあってはならぬこと。

 

などと、あれこれ考えてしまった。