年に1度の「棚行(たなぎょう)」の日が、もうすぐやってくる。
棚経と書くのが普通らしいが、私の地域では、そのように書く。
実家では、毎年8月10日と決まっていて、朝1番めか2番めが実家の順番となっているので、朝8時から8時半の間にお坊さんが訪れる。
妻の実家では、年によって日にちが違う上、順番が上の地域からだったり、下の地域からだったりして、時間が見通せない・・・と文句を言っている。(妻が)
その点、決まった日の決まった時間に来ていただけるのは、安心ではある。
さて、拝んでいただく祭壇の用意は、前日でもできるが、何しろ庭の雑草が気になって仕方がない。
数日前にも草取りをしたけれど、あと一週間そのままにしておくと、ちょうど目立つくらいの大きさの雑草になってしまう。
そう思って、朝と夕方の2回に分けて、庭の雑草取りをしてきた。(昨日の話)
午前中、開始1時間ほどの様子 夕方、日が陰ってきたときの様子
日が照り出すと、直射日光と地面からの跳ね返りで、とても作業にならない。
もっと早い時間から始めていたら、朝の時間だけで完了していたかも知れない。
合計で、約2時間程度かかったであろうか。
決して涼しいとは言えないけれど、日陰でのんびりと草取り(草むしり)をしていると、最近は昔のことを思い出すようになってきた。
この家で暮らしていたのは、高校卒業までの18年間で、その青春時代のことを思い出しては、懐かしい気持ちになってくる。
こうして、何度もぼうっと草取りをしていると、リラックスと言うか、邪心がなくなると言うのか、何度も同じエピソード?が蘇ってくる。
その度に、少しずつ、そのエピソードの細かい部分が追加され、
「そうだ、あの時、○○したんだっけ。」と思い出されるのだ。
何となくではあるが、身体は衰えててきているのは確かだけど、記憶が蘇り、気持ち的には若返った雰囲気になってしまう。