向こう三軒両隣とよく言うが、我が家のご近所さんもまったく文字通りの配列の住宅街である。
つい5年ほど前は、そんなことはなかったのに、次々と住人が亡くなっていくようになった。
我が家の真向かいのお家では、ご主人が2年前に亡くなり、一人暮らしになってしまった奥さんの介護のために、娘さんが毎日のように通って来られていた。
しかし、ここ2か月ほどから、毎日、それも1日に数回であったものが、2日おきになったり、不定期になってきていた。
奥さんは、デイサービスに通われていることは知っていたが、それがお泊まりの日も時々あるように思われていた。
今朝、地域の回覧板が我が家に回ってきていたが、とうとうその回覧名簿に名前がなくなってしまっていることに気づく。
ああ、とうとうデイサービスではなく、施設に入所することになったのか・・・。
娘さんもここ2年ほど毎日大変だなあと思っていたが、やっと少しは楽になるのかなあと思った。
しかし、ご近所付き合いが、これで無くなってしまうと思うと寂しいものである。