笑顔な毎日123

     趣味の充実と生活の工夫について

懐かしい人に出会う

野菜が車に轢かれて

いつものように野菜の手入れをしようと実家に行くと、びっくり。

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大事に育てていたマクワウリが、車か何かに轢かれて倒れて萎れているではないか。
あきらかに車輪の轍(わだち)が2本、我が家の前から、近所の家の方まで繋がっている。

 

家の方から、なにやら庭で数人の話し声が聞こえ、時折笑い声も入り交じっていた。

その家は、小学校時代の同級生の家である。何の話をしているのかと家に近づくと、家主はおらず、上級生らしき人たちが笑いながら話し込んでいた。

懐かしい人たち

(元気そうじゃないか)などと、ひとしきり懐かしげに話をした後、野菜が轢かれていることについて何か知らないかと尋ねてみた。
すると、みんな急に黙り込んでしまった。

みんなは、年を取っていて(私も同様。何しろ、約50年ぶりに会うのだから)誰が誰なのか分からないでいたけれど、数年前に見かけた人が一人だけ分かった。
「あっ、ときちゃん。あやちゃんのお兄さんですよね。」と声をかけると、「あー、そうじゃ。」と返してきた。

少し、間があった後、周りの人から、
「お前だろ、ちゃんと話せや。」と催促されている。

すると、うつむいていた顔を上げながら、私の方に近づいてきて、封筒を私に差し出すよう手を伸ばす。
「これで、勘弁してくれ。」
と手渡そうとするも、私が受け取ろうとしないので、足下に封筒は落ちてしまった。

ビニール部分から少し透けて見え、数千円が入っているように見えた。
私は、それを拾い上げるとともに、状況を把握するように考えを巡らせた。

そう言えば、畑の野菜は、道路側にはみ出していた。私の不注意でこんなことになってしまったのもある。

封筒の中身は確認しないまま、
「いやいや、こんなものは、受け取れません。」
と言いながら、ときちゃんに封筒を返した。

 

・・・・・・

真夜中に目が覚めて、やっとこれが夢だということに気が付いた。
何だ夢かと思った。

 

回想

何で、こんな夢を見たんだろうと思いながら、

・お金を受け取る自分でなかったこと。
・野菜を駄目になったのは残念と思ったけれど、怒りは感じてなかったこと。
・そして、自分も落ち度があったと冷静に判断していたこと。

そんな自分に、結構いいやつじゃないかと思って微笑んでしまった。

 

夢の中のことではあるが、我ながら立派?な行動が取れていたことに満足して、もう一度眠りについた。

畑のマクワウリのツルが伸びて、道路にはみ出すようなこと、いくらずぼらな私でもある訳がないと思いながら・・・。

 

誰か懐かしい人に出会うという予兆なのかな??

それとも、今の自分に満足しているという証なのかな??