昨年の手帖をたまに見ては、「ああ、去年の今日はこんなことしてたんだった」と、振り返っては、それに関連するような事柄も思い出してきて、結構覚えているものだなと思うことがある。
今年も同様に手帖をつけるつもりでは居たけれど、いつも購入していたお店が改築中で、購入することが出来なかった。
どうしても必要と言う訳ではないので、「また今度」とか、「別につけなくてもいいか」とか思いながら、4か月経ってしまった。
昨日、またページをめくっていると、「墓掃除」と記入してあったので、なんでまたこの時期にと思って、畑の水やりついでに、お墓を覗いてみた。
すると、結構枯れ葉が貯まっていて、雑草も伸びていた。
そうか、去年もこの状態を見て、墓掃除をしたんだと思った。
そして、今日は午前中に、雑草と枯れ葉の処理をしに行ったのである。
作業を始めた頃は、ぼうっと、あることないこと考えながら、草をむしっていた。
思い悩むようなこともないし、ひたすら、ぼおっと作業を続けていたが、しばらくすると、妙に心地よい安らぐような感覚を覚えるようになった。
定期的に聞こえてる小鳥の鳴き声に、知らぬ間に癒されていたのだ。
そう、この鳴き声は、、、ウグイスだ!!
ウグイスのさえずりによって、心が洗われたような気分になった。
まるで、小鳥たちが、
「ほう、お墓掃除に来なすったか。ご褒美に、この歌を唄ってしんぜよう。」
と言っているようであった。
終わったあと
手帖を付けることも、ほんのメモ書き程度でも、次に繋がるし、呆け防止にも役に立つのではないかと再度思い直し、ネットで購入しようかと考え始めている。