裏庭のイチジクの様子を見に行くと、そこにはもう一つもなっていなかった。
多分、隣の家の人に、良かったらどうぞと伝えていたので、採ってくださったのかもしれない。
その代わり、これまではまだ緑色がほとんどで、少し赤みがさしてきていた柿の木が真っ赤に見えるほどになっていた。
これは、「鎧通し」と言う名前で言っていた様な記憶がある。
しかし、子どもの頃は、形からして、「ちん○ん柿」と男女ともに言っていたような気がする。
しかし、どちらの名前もネットでは検索できなかった。
もちろん、「ち・・・柿」と言う名称もあるわけがない。
多分、「筆柿」とか「鶴の子柿」と言う種類の仲間なのかも。
ただし、この「ちん○ん柿」は甘柿である。
富有柿は有名で、あちこちになっているが、私は子どもの頃は、こちらの方が好きだった。
細いので、かじりやすかったからだ。
一つ採って食べてみることにした。
甘い!!
なんか、子どもの頃採って食べていたのは、もう少し形が大きかった気がするのであるが、小さな子どもだったので、大きく見えていただけかもしれない。
もう、50年以上の前の話である。
しかし、その柿の木が、少し古ぼけた感じはするものの、いまだにいっぱい実を付けているのだから、柿って長生きするんだなと思う。
せっかくだから、10数個採って帰ってきた。
採ってきて洗ったばかりの柿
まだまだたくさんなっているので、ちょうど顔を覗かせたお隣さんに、自由に採ってくださいと伝えておいた。