実家の掃除は定期的に行うようにしている。
もう誰も住んでいないので、ここ数年は、月に1回程度になってしまっている。
数年前までは、月に2回(2週間に1回)くらいやっていたけれど、埃の程度は大して変わらない気がして、月1になってしまった。
掃除と言っても、掃除機をかける程度で、年に2,3回くらい、畳の水拭きをするくらいだ。
窓の桟とか、細かい所もやらなければと思いながら、また今度でいいかなと先延ばしをしてきていた。
今日は、天気が良いので、窓越しに外の景色を眺めていると、窓の汚れがあちこち気になってきた。
汚れがある事は、ずっと前から気が付いていたけれど、先延ばしにしていた事のひとつである。
そこで、今日から一枚ずつ丁寧に窓拭きをしていくことにしようと考えた。
別にお客さんが来る予定とかはないので、いつまでにとかの期限はない。
一気にやってしまうのは疲れが出てしまうかも知れないので。
そして、ぞうきんを水に濡らして、拭き始めようとすると、、、
その窓の手前にあるエアコンの方が汚れが目立ち、埃まみれになっていることに気が付いた。
そのエアコンには、その部屋の壁から繋がっているお飾りが結びつけられていた。
パーティとか、やったあとの片づけがされていないままのように。
私の知らない間に、パーティをしていたのか?
その飾りは、とても古ぼけていて色あせているので、私が子どもの頃の誕生日のお祝いとかで飾っていたものか?
・・・とよく分からなかったが、片づけをすることにした。
エアコンにかかった飾りを取り除くと、壁の飾りにも繋がっているので、全部取っ払ってしまうことになる。
でも、それでは、もしかしたら父が大事にそのまま飾っていたものかも知れないと思って、エアコンの部分だけ取り外した。
そして、エアコンの埃を取って、丁寧に掃除をすることができたので、こうしてみると古いエアコンでも見た目だけはまあまあ綺麗に見えるもんだと満足した。
さて、これが終わったら、最初の目的だった窓拭きに取りかかろうかなと考えていた時、隣から声が聞こえた。
「お父さん、起きて!!」
ぱっと目が覚めて、あわてて布団から起きあがる。
時計を見ると、朝の6時を過ぎていた。
普段なら、5時頃には起きるのであるが、寝過ごしてしまったようだ。
実家の部屋が綺麗になっていくので、気持ちよく作業を進めていて、つい時間を忘れて?いたのかも知れない。
それにしても、何で窓拭きをするところまでやらせてくれなかったのか、何で中途半端なところで起こされてしまったのかと、少々憤慨してしまった。
その続きが、是非見てみたかったなあと・・・。
ま、こう言う夢を見たと言うことは、窓拭きをやりなさいと言う思し召しだと思うので、今日から少しずつ始めて行こうと思った。