EneKey(エネキー)と言う、便利なものがある。
こう言うものである。
これは、ENEOS(エネオス)のガソリンスタンドで、給油のときに、クレジットカード代わりに使うものだ。
クレジットカードを持ち運ばなくても、給油をするときは、このキーさえあれば、ガソリンを入れることが出来ると言う・・・。
便利なものだけど、サイズが小さいので、どこに保管しておこうかと悩んで、
結局、サンバイザーに小物入れをくっつけて、その中にしまうようにしていた。
ところが、うまく入らず、ポトンと車の中に落ちて、狭い隙間からなんとか取り出したと言うことを何度も経験したことがある。
それで、昨日も、同じように運転席とコンソールボックスの間の隙間に落ちてしまったのだ。
またかよ!?
となって、探したけど、今回はなぜか見つからない。
運転席を前にずらしたり、最後部までずらしても、どこにも見当たらない。
狭い空間を手探りで何度も何度も探っても、一向にその気配さえない。
もう諦めるかと思ったけど、、、
そこで思いついたのが、車の販売店に行って、整備員の方に見ていただくこと。
スタンドから、直行で販売店に到着すると、受付の女性が出てこられ、
「どうされましたか。」と。
かくがくしかじか説明すると、席に案内され、しばらくここでお待ちくださいと。
そのまま椅子に座っていると、その受付の女性が、
「お飲み物は、何になさいますか。」
とオーダーの冊子を見せながら言うのだ。
いろいろと焦って、しかも良い天気で暑くなっていたので、
『じゃ、アイスコーヒーを』
なんて、言えるはずも無く、
「いえいえ、とんでもございません。結構です。」
とお断りをした。
大変だなあ、こんな迷惑な客に対しても、お茶のサービスをしなくちゃいけないなんて・・・
と思いながら、しばらく待っていた。
それから、10分以上経過していたので、なかなか見つからないのか、
それとも、何かに引っ掛かって取れないのか、
はたまた、そもそもわたしの勘違いで、無くなってしまっているのか・・・
そんなふうに不安になっていたら、整備の方がわたしの席にやってきた。
「ありました。これですね。」
と、エネキーを差し出してくださった。
「すぐに見つかりましたよ。座席の下から。」
と説明をされたけど、、、
わたしも何度も何度も確認したのに、わたしが見つけられなかったのは、
ちょうど、シートや車の底の部分が黒色で、エネキーと同じ色なので、わからなかったのだろうと。
詳しく説明を聞いて、無駄に時間をお店にかけてはまずいと思って、見つけた場所はよく分からないまま、
「大変お世話になりました。助かりました。」
と言って、そそくさと帰ってきた。
もう、こんな迷惑で恥ずかしいことはあってはならない!!
と、保管場所を変えることにした。
車のキーにセットで持って置けば良かったんだ。
早くから、このようにして置けば良かった。
なんで、気がつかなかったんだろう。